沼田英治の
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2021年3月に37年間の大学教員生活を終え、定年退職しました。少年のころ、ウルトラセブンを見ていたら、セブンが危機に陥った時にカプセルから現れる怪獣がいました。必要なくなるとカプセルに戻ります。これからわたしは若い人たちの活躍を邪魔することなく、静かに生きていこうと思いますが、ご要望があればたまにはカプセルから出て戦いたいと思います。

 

ニュース

​英国昆虫学会論文賞

2022年7月13日

2020年にPhysiological Entomology誌に発表した論文がRES Journals awards 2022を受賞しました。
https://www.royensoc.co.uk/res-journal-awards-2022/

国際昆虫学会議の本

2022年6月26日

国際昆虫学会議の歴史を書いた本を出版しました。第8章を担当しました。
Numata, H. (2022) The first Congress held in Asia: the XVI International Congress of Entomology, Kyoto, 3–9 August 1980. In: An Important and Victorious Science: The International Congress of Entomology. Ridsdill-Smith, J., Weintraub, P.G., Whitten, M.J. and Berenbaum, M.R. (eds.) Thomas Say Publications in Entomology. Entomological Society of America, Annapolis, MD, USA. pp. 129-138.

​ド・メランの解説

2022年5月1日

時間生物学の歴史的成果、ド・メランによるオジギソウ葉の上下運動の報告を紹介しました。

 沼田英治・桃木暁子 (2022) 初めて自由継続リズムを見た人、ド・メランとその時代. 時間生物学 28(1):17-21. https://chronobiology.jp/journal/JSC2022-1-017.pdf

カイコガの論文

2022年4月25日

カイコガの4種の時計遺伝子のいずれかをノックアウトした系統では、卵期の高い温度に反応して次世代の卵が休眠に入るという応答がなくなったり弱くなったりしました。

Homma, S., Murata, A., Ikegami, M., Kobayashi, M., Yamazaki, M., Ikeda, K., Daimon, T., Numata, H., Mizoguchi, A. and Shiomi, K. (2022) Circadian clock genes regulate temperature-dependent diapause induction in silkworms Bombyx mori. Frontiers in Physiology 13:863380. https://doi.org/10.3389/fphys.2022.863380

​光害の総説

2022年4月1日

夜の強い光がナミニクバエの季節適応を攪乱したという実験結果を中心に、都市の光害が動物に与える影響をまとめました。

向井 歩・多賀谷 純・後藤 慎介・沼田 英治 (2022) 都市の夜は明るいか-ナミニクバエの場合. 比較生理生化学 39:53-58. https://doi.org/10.3330/hikakuseiriseika.39.53

 

​略歴

高校

1971年4月 - 1974年3月

大阪府立豊中高等学校

大学

1974年4月 - 1978年3月

京都大学理学部

大学院

1978年4月 - 1984年3月

京都大学大学院理学研究科動物学専攻修士課程、博士課程

大学教員

1984年4月 - 2009年9月

大阪市立大学理学部助手、講師、助教授、教授

大学教員

2009年10月 - 2021年3月

京都大学大学院理学研究科教授

自由人

2021年4月 -

京都大学名誉教授

学位

1984年7月

理学博士(京都大学)

 

研究

おもに昆虫を対象に、動物がどのような季節に、あるいはどのような時間に決まった活動を行うのか、そしてそれはどのようなしくみでもたらされるのかを明らかにし、野外でどのような意義があるのか議論することを目的として研究してきました。

 
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光周性

ホソヘリカメムシは、時計遺伝子によって構成される概日時計を使って日長を測り、秋に短日になったら成虫が休眠に入って冬を越します。

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著書・訳書

これまでの主な著書

『生きものは昼夜をよむ 光周性のふしぎ』 岩波ジュニア新書 2000年 沼田英治(著)

『時間生物学の基礎』 裳華房 2003年 富岡憲治・沼田英治・井上愼一(著)

『都会にすむセミたち 温暖化の影響?』 海游舎 2007年 沼田英治・初宿成彦(著)

『昆虫の時計―分子から野外まで―』 北隆館 2014年 沼田英治(編著)

『クマゼミから温暖化を考える』 岩波ジュニア新書 2016年  沼田英治(著)


これまでの主な訳書

『マゴットセラピー ウジを使った創傷治療』 大阪公立大学共同出版会 2006年 W. Fleischmann, M. Grassberger(著)沼田英治・三井秀也(訳)

『動物生理学―環境への適応』 東京大学出版会 2007年 K. Schmidt-Nielsen(著) 沼田英治・中嶋康裕(監訳)

『サイエンス超簡潔講座 動物行動学』 ニュートンプレス 2021年 T.D. Wyatt(著) 青山薫(訳) 沼田英治(監訳)

 


講義・講演

大学での講義

過去の本務先である大阪市立大学と京都大学では、理学部専門科目の「動物生理学」、「動物行動学」、「時間生物学」のほか、全学共通科目でマクロ系の基礎生物学を担当しました。それ以外に多くの国公私立大学で集中講義を担当した経験があります。


一般向け講演

小学校、中学校、高等学校の生徒、そして一般市民を対象とした講演、サイエンスカフェの経験があります。昆虫の生理や行動に関する話題のほか、セミと温暖化の話、体内時計と人間生活の話などを提供できます。講演を通して研究の楽しさを伝えられればうれしいです。

講義や講演の依頼については、前向きに考えたいと思います。

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写真

カメラ少年だった高校生の時以来、写真は趣味です。近年はデジタル一眼レフカメラで、おもに虫や鳥の写真を撮っています。

 

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